第10回中之島運動器研究会
2021年10月2日~10月3日
第10回中之島運動器研究会を開催いたしました
第10回中之島運動器研究会は、特別記念講演として「整形外科と超音波診療の最新のトピック2021」を横浜市立大学の宮武和馬先生にお願いいたしました。
座長は、ペイン診療の第一人者である朴先生にお願いしました。
宮武先生は、先進運動器超音波研究会(SMAP)の代表世話人をされておられ、整形外科の超音波診療をけん引されてこられました。ご講演の内容も、沢山の新しい知見や試みについてでした。とても勉強になり、ご質問もたくさんいただきました。
インタビュー企画では、宮武先生の素顔に迫りました。一つのことに集中する能力、特定のことを強く記憶し、既成概念にとらわれない、これが新しいことを生み出す秘訣だということを感じました。後輩へのメッセージでは、『自分の症例は必ず納得するまで診てほしい』治療への真摯な姿勢に感動しました。
そのあとの座談会では、ハイドロリリースと理学療法について、ディスカッションしました。
2日目は、‘’徹底解明!股関節!“として、特別講演を2演題お願いしました。昨年まで東京医科歯科大学の解剖に所属されておられ、名著「臨床解剖学」で股関節の研究論文を掲載されておられる森ノ宮医療大学の堤真大先生が解剖と機能について。股関節や仙腸関節、末梢神経の理学療法でご活躍しておられる名古屋スポーツクリニックの斉藤正佳先生には、股関節の理学療法の実際についてそれぞれご講演頂きました。
お昼の昼食時間は、和田誠から変形性関節症の関節注射のランチョンセミナー、午後からの座談会では、スーパーバイザー宮武和馬先生のもと、堤真大先生と斉藤先生に加え、世話人の工藤慎太郎、和田誠が参戦し、とことん股関節について深堀いたしました。
股関節痛に関しては、画像診断ではなかなかはっきりとしないことも多く、理学療法に関しても、沢山の意見がでました。股関節の機能障害を考える時に関節の安定性をどう評価するか、関節外の痛みをどう評価するか、アプローチをどの順番でおこなうか。ハイドロリリースを含めたエコーガイド下インターベンションをどのように行うか。とても充実した2日間でした。本当に頭がパンクしそうでした。笑
記念すべき、第10回大会は、宮武先生、朴先生、斉藤先生、堤先生に大阪の枚方までお越しいただき、Hybrid配信させていただきました。
夢のような二日間でした。