第9回中之島運動器研究会

2021年1月11日(月・祝)

第9回中之島運動器研究会を開催いたしました

新型コロナウイルスの影響でリアルでの開催が困難であったため、今回は、わだ整形外科クリニックからオンライン配信するいわゆるHybrid形式で行いました。

今回は、エコー侍でご高名な谷掛洋平先生に特別講演をお願いしました。
【特別講演】は、“理学療法士のLegend 林典雄先生” をお招きしました。

「多くの優秀な理学療法士を輩出され、多くのトップアスリートの治療にあたり結果を出されている先生が、どのようにアプローチしていくか、そして、超音波をどのように活用されているか」大変勉強になりました。

第一部の特別講演「「超音波だからわかる運動器の疼痛症例」では、野球肘のLAFS障害、烏口腕筋のSPASMから引き起こされる筋皮神経障害、投球障害の症例から学ぶ尺骨神経障害など、理学所見、超音波評価とアプローチについて、とても分かりやすくご講演いただきました。

第二部では、特別講演での症例を中心にアプローチ、手技をご実演いただき、その様子をLive配信させていただきました。
徒手療法とhydro-releaseの違いについてもDiscussionできとても有意義な時間を過ごせました。

第三部では、新企画【 ~ The interview ~ 】として、
林典雄先生の理学療法士になったきっかけ、学生時代のお話、理学療法士になった時に教えていただいた恩師である医師の話、教授であった頃のお話、その後 運動器機能解剖学研究所を設立した時の思い、などお聞きすることができました。

終始、冗談を交えながらお話いただき、先生のお人柄が覗えたのと、理学療法士としての信念などもとても参考になりました。
また、若い世代の先生へのメッセージでは、流行りの手技などには左右されず、運動学、解剖生理を絶えず考えながら経験を積み上げていくことの大切さをお話いただきました。
我々、整形外科医師に置き換えても同じことが言えると思います。

林先生の最後のお言葉で、
「理学療法士の先生方は、仲の良い医師をみつけること、相談しあえる医師をみつけることが大切である。」
林先生も皆川先生や杉本先生といつも切磋琢磨して来たとおっしゃっていました。
やはり、同じ方向を向いている理学療法士の先生と医師との連携が大切である、そのツールには超音波が必須ということを確認でき、この会の運営の後押をしていただいた気がしました。
引き続き、「同じ目線で語り合える医師と理学療法士・セラピストの交流の場」作りを進めていきたいと思います。

【一般演題】では、工藤慎太郎先生に座長の労をお取りいただき、6つの演題のご発表を頂きました。ありがとうございました。

亀井整形外科の出口PTからは、肩関節拘縮のお話
森ノ宮医療大学の中西君からは、膝蓋下脂肪体の動態のお話
わだ整形外科の藤岡PTからは、階段降段方法による大腿四頭筋の筋活動の違い
こんどう整形外科の吉原PTからは、THA後の立ち上がり、歩行動作に関して
森ノ宮医療大学の宮下PTからは、慣性センサーを使ったTKA後の歩行評価
さいとう整形外科リウマチ科の斉藤究先生からは、肩こりを運動連鎖から考え、腰へのアプローチで治療するというご発表

どのご演題もとても興味深いものでした。

お陰様で 理学療法士150名 医師80名 計230名がご参加されました。

第8回は台風で変更となった上に今回もコロナの影響や諸事情で日程変更となり、いつも参加いただいている皆様には、大変ご迷惑をおかけいたしました。
今回の Special Guest 林典雄先生には、ご多忙の中、日程変更などにも、快くご対応いただき、深謝いたします。

また、新型コロナウイルスの終息の兆しが見えない中、Hybrid配信ということで、幾度となく打ち合わせを繰り返してきました。 そして、大きなトラブルもなく、無事に開催することができました。運営に携わっていただきました、藤岡学PT、難波雄大PTそして名古屋トリガーポイント治療院の前田寛樹先生に心より感謝申し上げます。